不妊症と冷え
不妊症と冷え
冷えの状態とは?
昔から冷えは万病の元と言われています。
冷えがあるという事はどういう状態なのでしょうか?
冷えている場所は筋肉でも内臓でも、組織が硬くなり中の血管を圧迫し、血流を阻害している状態になります。そしてそれが長く続いてくると血液が運んでくる酸素の不足が起こり、細胞の酸素不足状態につながります。
また、血液はホルモンも運んで子宮や卵巣に届けています。内膜や卵子の成長に非常に重要な役割であるホルモンが不足してしまうと卵の質や子宮環境に大きく左右してきます。
冷えの原因とは
冷えの原因は生活習慣が多く関係します。
①デスクワークなどでの同じ姿勢
ずっと同じ姿勢で長時間過ごすことによって、筋肉の緊張が強まり、中の血管を圧迫して血流が悪くなります。それにより冷えが引きおこされます。
自覚としても足のむくみや腰痛、肩こりなど疲労感を感じることが多いです。
②冷たい食べ物・飲み物の過度な摂取
夏の時期は特に、喉越しのいい冷たい飲み物を多く摂ったりアイスやかき氷など冷たい食べ物が欲しくなります。ですが特に胃腸は冷えに弱く、冷えることで働きが悪くなり消化が悪くなり、腹痛や気持ち悪さ、便秘や下痢などの症状に繋がります。
便秘であっても下痢していても消化が上手くいっていないという点では栄養の吸収がしづらくなります。卵子の質を良くするためにも子宮環境を整えるためにも消化がスムーズにいく事は重要ですので栄養不足になることで身体全体の冷えにもつながります。
③ストレス
精神的にも肉体的にもストレスがかかることで自律神経が交感神経という緊張状態に傾きます。交感神経は血管や筋肉を収縮させる働きをしますので、それにより血流が滞り、筋緊張が起こりやすくなります。
不妊症と冷えの関係
冷えの原因は様々ではありますが、冷えがあることによって卵子の成長が遅くなると排卵しづらくなったり、子宮内膜が厚くならずに着床しづらくなったり、月経不順になったりという事に繋がります。またホルモンバランスが崩れる場合もあります。
特に気を付けるのはお腹と腰回り、骨盤周りの冷えです。さらに浮腫みのある場合もありますね。